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UMC、ガリウムヒ素IC事業に注力


ニュース 電子 作成日:2015年1月27日_記事番号:T00055142

UMC、ガリウムヒ素IC事業に注力

 ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)はモバイル端末およびモノのインターネット(IoT)市場におけるパワーアンプ(PA)需要を好感し、PA部品となるガリウムヒ素(GaAs)ICのファウンドリー事業に注力している。昨年末に同社が出資するGaAsファウンドリー、聯頴光電(Wavetek)に6インチウエハー工場を売却した他、26日には聯頴光電を通じて同業の坤鉅科技(エピトロン)を買収すると発表した。27日付工商時報が報じた。

 今年は中国のスマートフォン市場が本格的に第4世代移動通信規格(4G)時代を迎えるほか、IoTの応用が爆発的に拡大すると見込まれる中、既に昨年下半期からPAは深刻な供給不足となっており、スカイワークス、RFMD、アバゴ・テクノロジーズといった大手はPA用ICを宏捷科技(AWSC)や穏懋半導体(ウィン・セミコンダクターズ)といった台湾のGaAsファウンドリーに委託している。

 こうした中、UMCは聯頴光電と坤鉅科技の合併により、双方の研究開発(R&D)能力を統合することで運営コスト抑制と経営効率の向上を実現し、競争力を高めることで大口顧客からの受注を目指す。