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台北市のユーバイク、4月から全面有料化へ


ニュース 運輸 作成日:2015年1月28日_記事番号:T00055153

台北市のユーバイク、4月から全面有料化へ

 台北市政府交通局は、公共レンタサイクル「YouBike(ユーバイク、微笑単車)」利用の最初の30分間も有料化する方針を固めた。3月末に決定し、4月から実施する。新北市、高雄市、台中市は、無料で公共レンタサイクル普及を図る段階にあるとして、追随しない考えだ。28日付蘋果日報が報じた。


電話アンケートによると、全面有料化で使用量が3割減ると予想されている(27日=中央社)

 台北市のユーバイクは6年近く前に導入され、今や196カ所以上に貸し出し・返却拠点が設置され、車両台数は6,406台、1日延べ7万人が利用している。最初の30分間は無料で、その後30分ごとに10~40台湾元(約38~150円)が加算される。

 鍾慧諭・台北市政府交通局長は、受益者負担の原則に基づくべきと述べた。調査会社に委託して昨年実施した世論調査によると、市民の73%が最初の30分間に5元支払ってもよいと回答したと指摘。台北市は今年1億5,000万元の補助を予定していたが6月末には使い切る見通しで、もし全面有料化すれば車両不足などの改善に充てられると説明した。

 交通大学交通運輸研究所の馮正民教授は、台北市は最初の30分無料によって、既に普及に成功しているため、有料化に賛成だと語った。

 市民は「5元なら卵を1日1個我慢すれば済む」、「自動車やバイクと違い、二酸化炭素(CO2)排出削減に協力しているのに」など賛否両論だ。