ニュース 社会 作成日:2015年1月29日_記事番号:T00055174
新北市新店区の山中で昨年、中年男女10人が全裸でバーベキューを楽しむ「ヌーディストキャンプ」を開いていたところ、目撃した市民によって警察に通報され、「公然わいせつ罪」の容疑で検挙された。
57歳の男性とその恋人はフェイスブックを通じて同好者の参加を募り、新北市桶后の山中で昨年9月中旬にヌーディストキャンプを開催。参加費は男性1,000台湾元、女性600元で最終的に40〜60歳の男女10人が参加し、既婚者も多かったそうだ。
当日、10人は人目に触れないよう、山中のほとんど人が立ち入らないエリアまで分け入った後、衣服を脱ぎ捨て、バーベキューパーティーを開始した。
しかし用心していたにもかかわらず10人は開放感を満喫していたところを他人に目撃され、さらに写真まで撮られて警察に通報されてしまった。通報を受けて警察は主催者男女の身元を特定し、自宅をからパソコンを押収したところ、パーティーの様子を撮影した画像が多数見つかったため、公然わいせつ罪で送検した。
10人は法廷で「自分の体で大自然を抱きしめたかっただけだ」などと主張し、「ヌーディストキャンプは海外では理解が進んでいる。なぜ台湾では汚らわしい行為と誤解されるのか」と不満をこぼした。
しかし検察は「国民感情を考慮すれば、ヌーディストキャンプは認められない」と主張している。ただ、押収した画像には10人がバーベキューを楽しんだり、川辺で遊んだりする様子が写されているのみで、性的な行為はなかったとみられることから起訴猶予とし、各自に2,000元の罰金を科すにとどめた。
今回の事件について台湾市民の間では、「他人に迷惑をかけていないのに検挙するのは不適当」と考える人がある一方で、「屋外で裸をさらせば他人に見られる可能性があり、検挙は妥当」とする者もあり、意見が分かれている。
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