ニュース 電子 作成日:2015年1月29日_記事番号:T00055195
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯(バウ・リン)董事長は28日、今年末にファンアウト型ウエハーレベルパッケージング(FO-WLP)の研究開発(R&D)を終え、来年市場に参入すると述べた。台湾積体電路製造(TSMC)との競争に直面することになる。29日付工商時報が報じた。
林董事長は、ローエンドのFO-WLP市場でなく、ARMのアプリケーションプロセッサー(AP)が中心のハイエンド市場に参入すると説明した。
林董事長は、FO-WLPの歩留まり率はまだ低いと指摘。特に20ナノメートル製造プロセスの場合、歩留まり率が99%に達しないと、生産コストが高過ぎて顧客に受け入れられないと述べた。ただ、長期的にはFO-WLPが徐々にフリップチップ・チップスケールパッケージ(FCCSP)に取って代わると予想した。
同社が発表した2014年連結純利益は前年比99.1%増の117億3,100万台湾元(約440億円)で、過去7年で最高だった。連結売上高は19.8%増の830億7,100万元。林董事長は、今年も設備投資に100億元以上を投じ、数カ月以内に月間売上高が80億元を超えると予測した。
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