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TVBS、HTC董事長が経営権全面掌握へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年1月30日_記事番号:T00055215

TVBS、HTC董事長が経営権全面掌握へ

 香港の地上波テレビ局、電視広播(TVB)は29日、全額出資子会社のTVBIと東方彩視(カウントレス・エンターテインメント)が台湾のケーブルテレビ(CATV)チャンネル大手、無線衛星電視台(TVBS)を運営する聯意製作の株式計53%を46億9,500万台湾元(約180億円)で売却すると発表した。30日付蘋果日報が報じた。


TVBSの社員によると、経営陣やニュース、番組の放送方針に変更はないもようだ(29日=中央社)

 売却先は宏達国際電子(HTC)の王雪紅(シェール・ワン)董事長と関係が深い台湾の投資会社3社(利茂投資、徳恩投資、連信投資)で、王董事長はTVBSの過半数株式を獲得し、経営権を完全掌握することになる。株式譲渡は6月末までに完了する予定だ。

 株式譲渡は台湾の国家通訊伝播委員会(NCC)、経済部投資審議委員会(投審会)、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)などの認可が前提となる。

 株式譲渡完了後、TVBはTVBSの経営主導権は失うものの、東方彩視がTVBSの株式47%を継続保有し、業務提携関係は維持する。

 王董事長は2011年、香港企業、徳祥企業(ITCコーポレーション)の陳国強(チャールズ・チャン)主席、米プロビデンス・エクイティー・パートナーズと共同でTVBの株式26%を取得している。