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修士・博士卒の失業率、過去7年で最低に


ニュース その他分野 作成日:2015年2月2日_記事番号:T00055233

修士・博士卒の失業率、過去7年で最低に

 行政院主計総処の調査によると、昨年の台湾の修士、博士課程修了者の失業率が2.97%となり、過去7年で最低だったことが分かった。修士・博士卒の学歴を持つ人が増える中、高学歴が依然として就職市場で優位に立つ条件となっていることが浮き彫りとなった。2日付工商時報が伝えた。

 学歴別の失業率はこのほか、大卒が5.58%、専門学校卒が3.09%、高卒が3.83%、中卒以下が3.20%だった。前年までは修士・博士卒の失業率が専門学校卒を上回っていたが、昨年は修士・博士卒の失業率が学歴別で最も低かった。

 主計総処国勢普査処(国勢調査処)の黄吉実処長は、修士・博士卒の失業率低下について、「景気回復で就職機会が増えたほか、修士・博士卒者が就職時の条件を引き下げ、大卒者向けの求人に応募したことが理由だ」と分析した。

 教育部の統計によると、2013年度の修士課程修了者は6万人、博士課程修了者は4,000人。黄処長は高学歴者は供給過剰になっていると指摘した。