ニュース 商業・サービス 作成日:2015年2月2日_記事番号:T00055239
台北市中山区伊通街で36年もの間、営業を続けてきた老舗洋食レストラン「百郷餐庁(Pai Hsiang Tavern)」が7日に閉店する。都市交通システム(MRT)松山線の開通をきっかけに家主から賃料の値上げを要求されたことが、閉店を決めるきっかけになったという。
百郷餐庁の店主、クリスティーナさんは36年前、食事と酒とおしゃべりが楽しめるレストランが少ないことに商機を感じ、友人をパートナーに同店をオープンした。その後、順調に客が付き、3世代にわたり同店のメニューを食べて育ったという常連もいるそうだ。
また大手航空会社の客室乗務員だったクリスティーナさんは英語と日本語に精通していたことから、同店は外国人にも人気を博した。
賃料引き上げについて彼女は、「家主は松山線の開通で人が増え、地価も上昇したためと言うが、実際にはMRTが通って便利になったことで客足は遠のいている」と話す。実際、伊通街や近隣の四平街など松山線沿線では賃料が10〜20%上昇しているため、レストランの閉店が相次いでいる。今後は飲料店の撤退が増えると不動産業者は予測している。
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