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ゲームのXPEC、老舗菓子店「一之郷」買収へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年2月2日_記事番号:T00055241

ゲームのXPEC、老舗菓子店「一之郷」買収へ

 オンラインゲームメーカーの楽陞科技(XPECエンターテインメント)は30日の董事会で、創業40年の老舗菓子メーカー、一之郷(E-G-Sain)を1億3,900万台湾元(約5億1,600万円)で買収することを決議した。31日付蘋果日報が報じた。


許金流XPEC董事長(左)と黄・一之郷董事長(右)。ゲーム会社のケーキブランド買収は異例のケースだ(30日=中央社)

 一之郷の創業者、黄和仁董事長の退任に伴い競争入札が行われ、XPECの入札額は最高ではなかったが、一之郷ブランドを今後40年売却しないとして、落札が決まった。XPECは、一之郷の董事会を全面再編し財務責任者を派遣するが、日常業務は一之郷の現経営陣が担当する。

 一之郷は今後、▽台北都市交通システム(MRT)新店駅の「XPEC碧潭碧潭文創園区」(新北市新店区)内に旗艦店をオープン▽モバイル端末での電子商取引を導入し、インターネット販売を強化▽XPECと資本提携関係にある遊戯橘子数位科技(ガマニア・デジタル・エンターテインメント)の傘下、楽利網を通じて中国市場での電子商取引に参入──を行う。

 一之郷は、直営店14店、加盟店25店を構え、日本式カステラなどを販売している。年間売上高は3億5,000万元以上。従業員は約190人。