パソコン周辺機器メーカー、群光電子（チコニーエレクトロニクス）はこのほど、日本子会社の設立を発表した。投資額は46億円。合わせて、日本本社として東京都中央区の72億1,000万円の物件購入を発表した。２日付工商時報などが報じた。
同社は、スポーツカメラ、ネットワークカメラ、ネットワーク型ＧＰＳ（全地球測位システム）など、モノのインターネット（ＩｏＴ）や自動化関連の製品が黒字に転じ、日本市場の業務量が増えていることから日本子会社を設立した。
この他、同社は同日、新本社（新北市三重区）の建設工事予算を34億1,000万台湾元（約130億円）に、当初の27億元から増額すると発表した。追加分は内装などに充てる。今年第２四半期の完成、第３四半期の入居を予定している。チコニーグループの群光電能科技（チコニー・パワー・テクノロジー）、展達通訊（ＸＡＶｉトリプルプレー・エクスプレス）も入居を予定している。
同社の昨年12月の連結売上高は前月比3.12％増、前年同月比17.77％増の83億7,700万元、昨年第４四半期は前期比20.93％増、前年同期比14.93％増の241億8,100万元、昨年通年は前年比7.46％増の801億1,400万元と、いずれも過去最高を更新した。
