ニュース 電子 作成日:2015年2月2日_記事番号:T00055252
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)総経理は31日、特殊なサイズの複数のパネルを切り出す同社のガラス基板切断技術は中国メーカーにはまねできないと指摘。中国メーカーが新工場を稼働しても、同社にとっては脅威ではないと強調した。1日付経済日報が報じた。
彭総経理(右)。同社が賛助した国立自然科学博物館「達達の魔法楽園」(台中市)が31日オープンした(31日=中央社)
彭総経理は、同社の第8.5世代工場は43インチと21.5インチのフルハイビジョン(FHD)パネルを切り出し、ガラス基板の利用率は94~95%に達すると例を挙げた。また同社の第7.5世代工場は50インチパネルを、第6世代工場は65インチパネルを2枚切り出し、良品率が非常に高いが、中国メーカーは第7.5、第6世代工場がないと説明。同社はガラス基板のサイズごとに最適なサイズのパネルを切り出していると強調した。また、同社の43インチパネルは39~43インチ製品のうち最大で、中国メーカーの挑戦は困難と指摘した。
一方彭総経理は、液晶テレビが広まり始めたのは欧米で2006年、中国では07~08年で、当時よく売れた32~39インチの液晶テレビ価格は現在の50インチ製品価格と変わらず、今年は大型の液晶テレビに買い替えが進むと予測した。新興市場など世界に10億台以上あるブラウン管テレビ(CRT)は、最もよく売れた21インチのブラウン管テレビから24インチや32インチの液晶テレビに買い換えられると指摘した。
彭総経理は、同社は給与12カ月、端午節(旧暦5月5日)、中秋節(旧暦8月15日)にそれぞれ半月分の一時金、春節(旧正月、15年は2月19日)に1カ月分の春節ボーナス(年終奨金)を固定支給していると説明。今年4月には昇給を実施すると語った。
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