ニュース 社会 作成日:2015年2月3日_記事番号:T00055257
2013年に公開された長栄航空(エバー航空)のCMで、人気俳優の金城武が木陰に腰を下ろしてお茶を飲んだシーンが話題となり、観光名所化した台東県池上郷新興村に立つアカギの木は、昨年7月に来襲した台風でなぎ倒されたが、その後、日本人樹木医も加わった「救命活動」の結果、無事復活を果たした。しかし、同地を訪れる観光客が根元を踏み荒らすことで木の健康が阻害され、再び枯死の危機にさらされている。3日付聯合報が報じた。
「金城武の木」がもたらす経済効果は年間6,000万台湾元(約2億2,000万円)に上るという(3日=中央社)
「金城武の木」は昨年9月、再び立ち上げられた後も引き続き保護が必要との判断から根元周囲に柵が張り巡らされた。しかし翌月、地元住民がバイクで激突する事故が起きたことからこの柵は撤去され、現在では大ぶりな石が数個置かれるだけの状況となっている。
傍らには「根元の土を踏まないで」と書かれた掲示板が立てられているが、記念撮影のためにこれを無視して木の根元に立つ観光客が後を絶たないようで、最近、枝の一部が枯れかけていることが発見された。
これを受けて木の保護を引き受けるエバー航空と池上郷公所は1週間以内に根元周囲に花壇、木柵、石から成る三重の措置を施すと表明した。
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