ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

DRAM不振、華邦が減産へ


ニュース 電子 作成日:2008年2月15日_記事番号:T00005526

DRAM不振、華邦が減産へ

 
 華邦電子(ウインドボンド・エレクトロニクス)が今月、標準型メモリの生産量を25%削減することが明らかになった。DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ)産業不振の影響で減産が表面化したのは、台湾メーカーでは同社が初めてだ。15日付経済日報が伝えた。

 同社は主に独キマンダの標準型メモリの受託製造を行っており、昨年末の時点で毎月2万9,000枚分の12インチウエハーの生産量のうり、2万5,000枚分をキマンダに割り当てていた。しかし今月からは2万枚分に減らす。

 同時に、粗利益率が20%以上高いニッチ型メモリの生産量を現在の2,000枚から約9,000枚に増やして、12インチ工場の稼働率を維持する計画だ。アナリストによると、DRAM業界は昨年第4四半期、世界全体で赤字が計50億米ドルに上り、華邦も41億台湾元(約140億円)以上の赤字を計上した。