ニュース 建設 作成日:2015年2月3日_記事番号:T00055270
台北市のBOT(建設・運営・譲渡)方式によるインフラ事業の妥当性に次々にメスを入れている柯文哲台北市長は2日、テレビ番組に出演し、やり玉に挙げている5件の大型プロジェクトのうち、日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック、日勝生)の都市交通システム(MRT)小碧潭駅周辺開発「美河市」の扱いが「最も厄介だ」との認識を示した。3日付中国時報が伝えた。
柯台北市長は、台北市民に最大の利益をもたらすことが目標でどんなことも検討すると語った(3日=中央社)
柯市長は「5大プロジェクトを個別に殲滅(せんめつ)していく。(郝龍斌前市長在任中の)大企業とのBOT事業で最も厄介なのは日勝生だ」とした上で、「美河市は氷山の一角にすぎない。台北市の共同開発を全て日勝生が落札したのはおかしい」と主張した。
美河市については、仲裁による問題解決を求める声がある。それについて、柯市長は「プロジェクト自体は合法で、仲裁では市政府の勝算は低い。しかしそれは不合理だ」と述べ、臨機応変に対処していくとした。
柯市長は「あと2カ月くれれば、5大プロジェクトのスキャンダルを全て処理できる」と強気の姿勢を見せた。
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