ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

CSC1月出荷量、過去3カ月で最高【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年2月3日_記事番号:T00055271

CSC1月出荷量、過去3カ月で最高【図】

 中国鋼鉄(CSC)は1月の鉄鋼製品出荷量が82万4,000トンと、過去3カ月で最高となった。傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)を含めると合計113万3,600トンで、1月目標の109万トンを上回った。3日付工商時報が報じた。

 出荷増についてCSCは、川下顧客の調達意欲向上と、春節(旧正月、今年は2月19日)前の在庫圧縮のために出荷に注力したことを挙げた。製品別では、熱延製品、冷延製品、溶融亜鉛めっき、電気めっきなど主要7製品いずれも好調で、特に棒線はねじ、ナットメーカーへの出荷が伸びた。

 今後の出荷見通しについてCSCは、2月は春節により稼動日が少ないため減少が見込まれるが、3月は通常の水準に戻るとしている。

 なお、中国最大手の宝鋼集団(バオスチール)は2日、3月の中国国内向け熱延製品のオファー価格を1キロ当たり100人民元(約1,900円)引き下げ、鉄鋼価格が下げ止まるとみていた市場予測とは逆の結果になった。CSCの4、5月の製品オファー価格に影響を与える可能性があるが、同社では価格決定までまだ2カ月あり、引き続き市場の状況を観察したいとしている。