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自動車部品の昭輝、バンパー新工場の生産拡充へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年2月3日_記事番号:T00055273

自動車部品の昭輝、バンパー新工場の生産拡充へ

 自動車用プラスチック部品を手掛ける昭輝実業(YCCパーツ)の林宜宏総経理は2日、バンパー新工場の自動化設備を既存の3セットから今後2年で8セットに増やす計画を発表した。既に投じた3億台湾元(約11億円)に加え、2億元を追加投資する予定だ。3日付工商時報が報じた。

 新工場は自動化設備が中心で、既存工場に比べ生産時間の短縮、生産効率向上を実現する。今後、まず3カ月以内に自動化設備1セットを設置する計画だ。新工場の今年の生産額は前年比2倍の4億元、8セット全てがそろえば10億元に達する見通しで、同社の主力工場に成長すると見込む。

 同社はまた、設備投資や銀行への返済などに充てるため、同日まで1,000万株の現金増資を実施した。調達額は9億3,200万元に上る見通しだ。

 なお先月13日には、サモアの華元控股(チャイナ・ファースト・ホールディングス)の株式75.765%を6億8,600万元で取得する契約を交わした。現在台湾の経済部投資審議委員会(投審会)に申請しており、認可されれば華元控股の中国100%子会社、常熟冠林汽車飾件(江蘇省)の経営権も掌握でき、同社を通じてバンパーのアフターマーケット(AM)市場を攻略する他、エアバックのOE(新車装着用)市場参入を狙う。