ニュース 電子 作成日:2015年2月3日_記事番号:T00055274
タッチパネルメーカー、熒茂光学(ミルデックス・オプティカル)は、傘下の筐体メーカー、深圳市聯懋塑膠の全株式40.7%を中国のタッチパネルメーカー、浙江星星瑞金科技に売却すると発表した。これにより、現金7,400万米ドルと星星瑞金科技の株式2,538万9,000株を取得する。3日付工商時報などが報じた。
ミルデックスは、中台の当局に既に申請したと説明した。3月下旬にも中国当局の認可が下りる予定。聯懋塑膠の処分で、第2四半期から月間売上高が2億台湾元(約7億4,000万円)減少するが、生産コストも減るため同社は黒字を維持できる見通しだ。
ミルデックスの製品構成比は、▽筐体、70%▽軍事産業用タッチパネル、10%▽カバーガラス、10%▽眼鏡レンズ、10%──。筐体は▽中興通訊(ZTE)▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽聯想集団(レノボ)▽酷派(クールパッド)▽広東歩歩高電子工業(BBK)▽小米科技(小米、シャオミ)──など中国大手ブランドのサプライチェーン入りを果たし、業績のけん引役だった。
聯懋塑膠の売却により、今年の売上高は▽タッチパネル▽光学・眼鏡レンズ▽カバーガラス──で3等分される見通しだ。カバーガラスは今後、星星瑞金科技にも供給する。星星瑞金科技はノキア、ソニーなど海外大手を顧客とする。
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