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レシートくじ、飲料1本購入で1千万元当せん


ニュース 社会 作成日:2015年2月4日_記事番号:T00055282

レシートくじ、飲料1本購入で1千万元当せん

 公的レシート「統一発票」の通し番号によるくじの昨年11〜12月分の当せん番号が発表され、賞金1,000万台湾元の特別賞が14本出たことが3日明らかとなった。しかもそのうち2本はコンビニエンスストアで約20元の飲料1本を買っただけで特別賞を引き当てており、市民の羨望(せんぼう)の的となっている。

 財政部はレシートくじ当せん番号発表の際、特別賞についてレシートの発行業者、発行場所、購入品目を公表している。それによると、飲料1本だけで1,000万元を獲得したレシートは新北市中和区と花蓮県寿豊郷のコンビニで発行されていた。

 このうち花蓮県のコンビニは東華大学の敷地内にあり、さらに購入者は缶入り米漿(米と落花生で作った飲み物)1本を22元の学生割引価格で購入していた。

 また先月28日、同大の学生とみられる人物がフェイスブック上に「1,000万元が当たった」と書き込み、当時は証拠がなかったため相手にされなかったが、今回のレシートくじ当せん発表を受けてこのユーザーが特別賞を引き当てたと考える他の学生が羨望のあまり、「本人は名乗り出て鶏排(フライドチキン)をみんなにおごれ」と身元の割り出しに精を出している。

 一方、新北市のコンビニで発行された特別賞当せんレシートに記された購入飲料も米漿で、購入金額は花蓮県のものよりさらに低く20元だった。

 なお特別賞14本のうち、飲料の他に▽即席麺、36元(高雄市)▽キャンディー、50元(台中市)▽ガソリン、60元(台南市)▽たばこ、90元(同)──など100元未満の購入による当せんが7本と半数を占めており、各地で「わらしべ長者」が続出した形だ。

 購入金額と当せんに関連性がないのは当然のことだが、小額のレシートはないがしろにしがち。面倒くさがらずに手元にあるレシートの統一番号をチェックしてみれば思わぬ大金が手に入るかもしれない。