ニュース 社会 作成日:2015年2月4日_記事番号:T00055284
1990年代前半に起きたフランス製フリゲート艦購入をめぐる汚職と、その過程で海軍将校が謎の死を遂げた「ラファイエット事件」で、海外に逃亡して指名手配を受けた元海軍将校で、フリゲート艦調達の際に巨額の違法リベートを得た汪伝浦容疑者(87)が1月末に英国で病死した。これにより同事件の全容解明は困難となった。4日付聯合報などが報じた。
汪容疑者(写真)は、英国では豪華な暮らしをしていたという(3日=中央社)
汪容疑者は、当時武器商人としてフランスからラファイエット級フリゲート艦6隻を調達した際、台湾海軍の将校(服役中)と共謀して5億2,000万米ドルのリベートを受け取り海外の銀行に送金。他の兵器購入でもリベート受領を重ね、台湾政府の求めにより2012年までに凍結措置が取られた海外銀行の資産は計9億6,528万米ドルに上る。
また、事件の過程で93年12月に、海軍の兵器調達担当の尹清楓上校が宜蘭県沖の海上で変死体で発見された。汪容疑者はこの直後に海外に逃亡し、その後指名手配を受けていた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722