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復興航空機が基隆河に墜落、16人死亡


ニュース 運輸 作成日:2015年2月4日_記事番号:T00055287

復興航空機が基隆河に墜落、16人死亡

 4日午前10時50分過ぎ、台北発金門行きの復興航空(トランスアジア・エアウェイズ、GE235便)のATR−600型旅客機が、台北松山空港を離陸直後に、南港軟体工業園区(南港ソフトウエアパーク)近くの基隆河に墜落した。同機には乗客・乗員合わせて58人が搭乗していたが、台北市政府によると、16人が死亡し、15人がけがで病院に運ばれ、残りの27人は行方不明となっている。川下に流された可能性もあるという。中央社などが報じた。


救出された乗客もいた一方、機体の下に閉じ込められ逃げられなかった人もいたもようだ(4日=中央社)

 目撃者によると、飛行機は離陸後徐々に高度を下げ、大型の建物をよけた後、高架橋に接触して、左に大きく傾いた状態で川に墜落した。機体は大破し、比較的軽傷の乗客は川面に浮いた機体の上に出て、消防局員らの救出を受けた。

 同機の乗客のうち31人は中国からの観光客で、金門から船で中国に戻る予定だったという。

 交通部民用航空局(民航局)によると、同機は離陸後わずか2分で救難信号を発し、墜落したのは松山空港からわずか5分の場所だった。機体の製造は2014年4月で、就航してからまだ1年もたっておらず、今年1月に検査を終えたばかりだった。また、機長は4,914時間、副機長は6,922時間の飛行経験があった。同局では今後事故原因の究明を進める構えだ。

 復興航空は昨年7月にも澎湖で旅客機が悪天候の中で着陸に失敗する事故を起こしたばかりで、乗客・乗員48人が亡くなっている。澎湖で墜落したのはATR72−222型だった。