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亜太電信、KDDIが経営権獲得の意向


ニュース 電子 作成日:2008年2月15日_記事番号:T00005529

亜太電信、KDDIが経営権獲得の意向

 
 経営方針をめぐる交通部との対立から先月頼春田董事長が辞任した亜太電信(アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム)の経営主導権の行方が注目される中、KDDIがこの春節(旧正月)中に、台湾企業と共同で亜太の過半数の株式を取得したいという意向を交通部の関係機関に示したという情報が伝えられ、注目を集めている。15日付工商時報が報じた。

 また、通信市場参入に意欲を見せる大同集団や、交通部の意向を受けて暫定的に亜太を管理している東元電機(TECO)も、出資の意向を持っていると伝えられている。

 このほか、新光保全や新光紡織などの亜太の既存株主も、交通部から経営を行う考えはないか、意向を聞かれたもようだ。

 亜太は経営再建に向けて、3月末までに現在の656億8,000万台湾元(約2,244億円)の資本金を半分まで減資した後、200億元の増資を予定している。この増資が経営権を狙う各大手企業の角逐の場となりそうだ。