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緑能1月売上高、過去3カ月で最高


ニュース その他製造 作成日:2015年2月4日_記事番号:T00055296

緑能1月売上高、過去3カ月で最高

 太陽電池用多結晶シリコンウエハー最大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)が3日発表した1月の連結売上高は、前月比16.7%増の15億3,800万台湾元(約58億円)と過去3カ月で最高となった。増収の要因について同社は、主力の高効率太陽電池用シリコンウエハーの需要が旺盛で、稼働率が95%以上を維持したためと説明した。4日付経済日報などが報じた。

 緑能によると、高効率太陽電池用シリコンウエハーの需要増は、世界的に太陽光発電装置の主流が従来の「発電所型」から高効率電池モジュールが必要となる「屋上設置型」に移行していることが背景となっている。

 また中国の工業信息化部(工信部)が今年1月、国内の太陽電池メーカーに対し、既存工場で生産する多結晶シリコン系製品のエネルギー変換効率は17.5%、新規工場は18.5%を下回ってはならないとするガイドラインの草案を発表したことも一因とされる。

 この他、米国輸出に対する反ダンピング関税の税率確定を受けて緑能は、今後、戦略パートナーの電池メーカーや傘下のモジュールメーカー、同昱能源科技(GTEC)とともに垂直統合のメリットを生かし、米国やアジア市場のさらなる開拓を進める考えを示した。