衛生福利部は３日、今年度の重大施策として「たばこ健康福利拠出金」と「たばこ税」を１箱当たり計25台湾元（約94円）引き上げるとの方針を発表した。たばこの値上げは2009年以来６年ぶりとなる。４日付中国時報が報じた。
「たばこ健康福利拠出金」は１箱当たり20元、「たばこ税」は５元引き上げられる。現在台湾で販売される低価格たばこは65〜70元となっており、値上げが実施されればたばこの最低価格は100元に迫ることになる。
衛生福利部国民健康署（国健署）によると、台湾における14年の喫煙人口は約310万人となっているが、値上げにより同人口は74万人減り、長期的な社会への利益は約2,960億元に上ると試算されている。
