ニュース 電子 作成日:2015年2月5日_記事番号:T00055320
中堅通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)が台湾大哥大(台湾モバイル)とのローミング提携で第4世代移動通信(4G)サービスの業界最安プランを打ち出し、同業他社が「不公平な競争を強いられている」と抗議している問題で、国家通信伝播委員会(NCC)は4日、初歩的な調査の結果を報告し、「亜太電信は台湾モバイルのネットワークに完全に依存しており、双方の提携はローミングとは呼べない」との見解を示した。5日付経済日報が報じた。
亜太電信の計画では昨年末までに台湾全土に2,000台以上の基地局を設置するとしていたが、実際の設置数は現時点で295台にとどまっている。また、NCCの調査によると、亜太電信の4Gユーザーは同社の基地局がカバーするエリアにおいても台湾モバイルのネットワークを利用する状況となっているという。
報告を受けて亜太電信は「NCCの指導を尊重する。文書による正式な通知を待って速やかに改善計画を提出する」とコメントした。
なおNCCは同問題について春節(旧正月)明けに利害関係者を招いた公聴会を開催する方針で、あす(6日)に4Gキャリア5社の幹部を集め、予備折衝を行う予定だ。
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