５日付工商時報によると、鴻海精密工業は高雄軟体科技園区（高雄ソフトウエア・テクノロジー・パーク）で、クラウド・コンピューティング事業群とイノベーション・デジタルシステム・ビジネス事業群（iDSBG）が入居するビルが今年末に完工する予定だ。エンジニアがそれぞれ800人前後採用される見通しだ。提供可能なオフィススペースは14フロア、１万8,000坪の見通し。
また同園区の李長安主任によると、体感型遊戯設備大手、智イ資訊科技（イは山の下に威、ブロジェント・テクノロジーズ）が今年６月に第３期研究開発（Ｒ＆Ｄ）ビル着工を予定しており、2017年に完工する予定だ。オフィススペースは２万2,000坪。
なお高雄市政府は、経済部加工出口区（輸出加工区）管理処に対し、第２期高雄ソフトウエア園区として、高雄展覧館（高雄エキシビションセンター、ＫＥＣ）に隣接する５万5,000ヘクタールの用地を要望していたとされる。趙建民・管理処副処長は４日、鴻海、ブロジェントのビル建設で、オフィス供給量は十分として、「実現の可能性はほぼなくなった」と語った。
