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「228事件は族群間の衝突ではない」、馬候補が持論


ニュース 政治 作成日:2008年2月18日_記事番号:T00005533

「228事件は族群間の衝突ではない」、馬候補が持論

 
 国民党の総統候補、馬英九前同党主席は17日、1999年の台湾中部大地震で大きな被害を受けた「台湾の四大名園」の一つ、林家花園(国家二級古跡)の修復状況を視察した際、「228事件は族群(エスニックグループ)間の衝突ではない」という見解を明らかにした。

 林家花園は台中県霧峰郷の地主、林家の邸宅で、47年に発生した228事件の際、当時台湾省財政庁長だった故厳家淦総統(蒋介石総統が75年任期中に死去したため、副総統だった厳氏が78年までの約3年間、総統を務めた)が迫害から逃れるため一時的に身を隠した場所でもある。

 馬氏は厳氏がかくまわれていた楼閣を見学した後、当時は本省人(林家、林献堂氏)が外省人(厳氏)を保護したことを強調。国民党政府の本省人に対する大弾圧とされる228事件について独自の見解を示した。

 なお、李登輝前総統は国民党主席に在職中の95年、228事件で被害者や遺族らに対し正式な謝罪を行っている。