ニュース 社会 作成日:2015年2月6日_記事番号:T00055341
国立故宮博物院の分院として嘉義県に計画されている南部院区(故宮南院)の完成が遅れている問題で、嘉義県政府が建設地の前に中国古代の銅器「毛公鼎」をかたどったカウントダウン看板を設置し、故宮博物院側と摩擦を生んでいる。6日付自由時報が報じた。
建設中の故宮南院。嘉義県政府は「12年に開館するという約束を破ったのは馬英九総統だ」と批判した(中央社)
カウントダウン看板は5日時点で「マイナス1,010日」と表示されており、故宮南院の開館が当初予定よりも1,000日以上遅れていることを示している。
国立故宮博物院は「故宮と国が国家文化建設に努力しているにもかかわらず、嘉義県政府は驚くべきことにカウントダウン看板を作るほど暇なのか。事実無根の指摘はやめるべきだ」として、看板の撤去を要求した。
故宮南院は当初、2012年の開館が予定されていたが、建設工事の完成は今年末にずれ込む見通しとなっている。故宮博物院の馮明珠院長は「年末のプレオープンには自信を持っている」と述べた。
撤去要求に対し、張花冠嘉義県長(民進党)は「故宮南院の開館がこれ以上遅れないように善意の忠告を行ったものだ」と意に介さず、今年末に順調に開館できれば、看板は撤去すると説明した。
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