ニュース 石油・化学 作成日:2015年2月6日_記事番号:T00055345
ドイツの化学大手、BASFは5日、CATAMOLD(キャタモールド)工場を桃園市の観音工業園区に設立した。台湾などアジア太平洋地域の半導体、ディスプレイ、金属射出成形(MIM)業界向けに提供する。6日付工商時報が報じた。
BASFは、ドイツ本社に続く海外初のキャタモールド工場で、年産能力は5,000トン以上の世界最大規模と説明した。投資額は数千万ユーロ(1ユーロ=約135円)。電子用の高純度の硫酸(H2SO4)、水酸化アンモニウム(NH4OH)の生産工場、応用実験室も備える。
同社は、欧米市場の成長鈍化に対し、アジア太平洋地域の金属射出成形の需要は世界の50%近くを占め、2020年には60%に拡大すると予測している。
同社は昨年12月に熱可塑性ポリウレタン(TPU)大手、台湾欣順(TWSS)の買収を発表した。台湾投資が続いていることから、BASFがアジア太平洋市場での地位向上を図る意図がうかがえる。
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