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クアンタ董事長妻の株式売却、税法改正が理由か


ニュース 電子 作成日:2015年2月6日_記事番号:T00055350

クアンタ董事長妻の株式売却、税法改正が理由か

 ノートパソコン受託生産最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の林百里董事長の妻、何莎氏が4日、同社の発行済み株式の1.78%に相当する海外預託証券(GDR)を1億7,100万米ドルで売却した。6日付蘋果日報が伝えた。

 何氏は今回、自身の保有株式のうち43%を直近株価より4.5%安値で売却した。クアンタ広報は「董事長夫人の個人的な取引であり、コメントできない」と説明した。

 背景には、今年の税法改正で、企業の配当について、個人所得税から控除できる金額が半額に引き下げされたことがあるとみられる。市場関係者は企業の大株主による株式売却が今後も相次ぐと予想している。

 林董事長は何氏と30年以上婚姻関係にあるが、何氏は20年前に海外に移住し、10年前にはクアンタの監察人を辞任している。