ニュース 社会 作成日:2015年2月6日_記事番号:T00055356
復興航空(トランスアジア航空)機墜落事故で殉職した廖建宗機長(41)が墜落直前にビルや送電線などを避けるように飛行したことに、海外からも称賛の声が集まっている。6日付蘋果日報などが伝えた。
廖機長の遺体は5日未明に収容され、遺族が涙に暮れた(5日=中央社)
エンジンが停止し、制御困難に陥っていたとみられる事故機が、ビルや送電線を避けるように基隆河沿いを飛行したのは、廖機長が被害を最小限に抑えようとしたぎりぎりの判断だったとみられている。
米連邦航空局(FAA)の元調査官、デビッド・ソーシー氏はCNNテレビのインタビューで、「墜落直前の旋回は明らかにビルへの衝突を避け、川に不時着するためだった。機長はそうすることで死傷者を減らそうとした」と指摘した。
CNNの航空アナリスト、メアリー・スキアボ氏は「機長は最終局面で多くの人を救おうとした。風の影響がなければ不時着に成功し、さらに多くの人が生存できたかもしれない」とコメントした。
柯文哲台北市長は5日、遺体安置所で遺族を訪ね、「もし(基隆河沿いの)環東大道に墜落していれば、都市の大動脈が断たれた。事故現場から50メートル離れた高圧送電線に衝突していれば、台北一円で大停電が起きかねなかった」と述べた上で、「操縦士は最大限の努力を尽くした」と廖機長らを称えた。
インターネット上では、多くの命を救った廖機長を称え、廖機長の遺児の学費を負担したいと申し出る企業経営者も現れた。
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