ニュース 政治 作成日:2015年2月9日_記事番号:T00055373
立法委員の補欠選挙が7日、苗栗県から屏東県にかけての5つの選挙区で行われ、与党国民党と野党民進党はいずれも順当に現有議席を守った。昨年11月の統一地方選で大敗北を喫した国民党は、朱立倫主席の就任後初の補選でひとまず踏みとどまった格好だ。
苗栗県の候補者と共に投票所に赴いた蔡英文民進党主席(左)。全体の投票率が3割程度だったことからも、同党に風は吹かなかったことがうかがえる(7日=中央社)
国民党は南投県第1選挙区、苗栗県第2選挙区で、民進党は台中市第6選挙区、彰化県第4選挙区、屏東県第4選挙区でそれぞれ議席を守った。
国民党文化伝播委員会の林奕華主任委員は開票結果を「引き分け」と表現した。議席を守った2選挙区は同党の地盤だが、前回の立法委員選と比較すると得票率が大幅に低下しており、劣勢を挽回するには至らなかった。
民進党の吳釗燮秘書長は3選挙区を制したことについて、「市民は改革を依然期待している」と述べた。
8日付蘋果日報によると、高雄大学政治法律学科の廖義銘教授は「統一地方選で国民党が大敗したのは、馬英九政権や金持ち権力者に対する不満が原因だったが、市民の馬総統に対する怒りは解消されたのではないか。国民党に対する失望は、民進党への支持にはつながっていない」と指摘した。
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