ニュース 石油・化学 作成日:2015年2月9日_記事番号:T00055381
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した1月の連結売上高は前月比5.69%減、前年同月比29.2%減の1,208億3,000万台湾元(約4,550億円)だった。昨年から原油価格下落が続き、川下メーカーの需要が落ち込んだことが主因だ。主要4社は、川下の在庫水準が低いことから、春節(旧正月、今年は2月19日)後は需要回復が見込め、3月以降の売上高は成長するとの見方を示した。7日付工商時報などが報じた。
各社の1月連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、169億7,700万元(前月比2.25%増・前年同月比5.5%減)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス、南亜プラ)、273億3,900万元(前月比1.6%減・前年同月比1.6%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、269億5,400万元(前月比8.08%減、前年同月比23.3%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、495億6,000万元(前月比8.92%減・前年同月比45.3%減)──。
林健男・台塑総経理は、ポリ塩化ビニル(PVC)はインドと中国の顧客が在庫を補充し始めたと指摘。2月分のPVC、ポリエチレン(PE)受注は既に満杯と説明した。
呉嘉昭・南亜プラ董事長は、同社のエチレングリコール(EG)の設備稼働率は100%と、世界の業界平均の85%を超えており、安定した収益が見込めると語った。
曹明則・台塑化総経理は、原油価格は既に20%近く下落しているが、今後は1バレル当たり50米ドル前後を推移すると予測し、3月には利益が見込めると語った。
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