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ASEの14年純利益、過去最高235億元


ニュース 電子 作成日:2015年2月9日_記事番号:T00055385

ASEの14年純利益、過去最高235億元

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が6日発表した昨年の純利益は前年比50%増の235億9,300万台湾元(約890億円)で、過去最高を更新した。アップルからスマートフォン、iPhone6/6プラスのシステム・イン・パッケージ(SiP)の大部分を受注したことが貢献した。7日付工商時報などが報じた。

 昨年の連結売上高は前年比17%増の2,565億9,100万元で過去最高だった。粗利益率は20.9%と1.4ポイント上昇した。

 呉田玉ASE営運長は、昨年は専業の半導体封止メーカーとして世界シェア21〜22%だったと指摘。今年はさらにシェアが拡大すると自信を見せた。

 ASEはアップルが間もなく発売するとみられる腕時計型ウエアラブル(装着型)端末「アップルウオッチ」のSiPも受注したと観測されている。呉営運長は、今年はウエアラブル端末がけん引してSiP受注が倍増し、SiPの売上構成比は20%に上昇すると予想した。

 第1四半期の見通しについて董宏思ASE財務長は、例年の非需要期で封止・検査事業の生産能力、平均単価は前期比横ばい、設備稼働率は約10〜15%下落すると予想した。