ニュース 運輸 作成日:2015年2月10日_記事番号:T00055401
復興航空(トランスアジア航空)旅客機の墜落事故原因究明のため、士林地方法院検察署が9日、事故当時台北松山空港の管制塔で勤務していた航空管制官2人に事情聴取したところ、同機離陸から墜落までの約3分間、同機から発せられた救難信号が聞こえていなかったことが分かった。10日付中国時報が報じた。
9日夜には犠牲者をしのぶ頭七(初七日)の法要が営まれた(9日=中央社)
士林地検は墜落事故の原因として業務上過失の有無を調べている。
管制官2人は、事故機は離陸後、高度と方向に異常がなかったため、手順に従い通信を台北アプローチ(入域管制)に移管し、操縦士にアプローチと交信するよう指示したと説明。ただ、アプローチ側では操縦士と通信できず、航空衛星画像から事故機が正規のルートを外れていたことが分かり、急きょ管制塔に連絡。これを受けて管制官は操縦士と交信を図ったが応答がなく、雑音だけが聞こえたという。
士林地検は、管制官2人の証言は飛航安全調査委員会(飛安会)が6日発表したブラックボックスの解析結果と大方一致していると説明した。また、管制官が仮に救難信号を聞いたとしても、墜落まで約3分間では救いようがなかったと指摘した。
士林地検は近く、容態が回復中の生存者からの聴取も開始する予定だ。
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