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栄成紙業、中国子会社で貸し倒れ


ニュース その他製造 作成日:2015年2月10日_記事番号:T00055406

栄成紙業、中国子会社で貸し倒れ

 工業用紙大手、栄成紙業は、中国子会社の無錫栄成紙業(江蘇省)および浙江栄成紙業(浙江省)が顧客の紙箱メーカー、吉春集団(江蘇省)の資金繰り悪化に伴い、7,851万7,000人民元(約15億円)の売掛金が未回収となっており、昨年末既に6,836万7,000人民元の貸倒損失を計上したと発表した。10日付自由時報が報じた。

 栄成紙業によると、吉春集団の年間売上高は4億〜5億人民元で、無錫栄成および浙江栄成は12年間にわたり取引を続けていたという。ただ栄成紙業は中国事業においてリスクの分散を進めており、吉春集団との取引は中国市場の売上高全体の2%にすぎないと強調した。

 なお台湾の同業、正隆も昨年、上海子会社の上海中隆紙業が顧客だった上海辰華紙業の不渡りに遭い、売掛金など2億4,500万人民元に上る関連損失を計上している。