ニュース 政治 作成日:2015年2月11日_記事番号:T00055422
中国への機密漏えい疑惑で捜査を受けたものの10日不起訴処分が決定した張顕耀・前行政院大陸委員会(陸委会)副主任委員は同日、在任時を振り返り、馬英九総統はここ数年、中国の習近平国家主席との間での中台首脳会談の実施計画に強い関心を寄せ、「馬総統専門のプロジェクト」として、自身の事務室に直接電話してきて多くの指示を行っていたと明らかにした。11日付自由時報が報じた。
この発言に対し総統府関係者は、「そうしたことは絶対にない」と否定した。その上で、馬総統は中台関係の事務対応で、国家安全会議(国安会)秘書長や行政院長、陸委会主任委員に直接指示を下すことはあっても、張前副主委が語るような「専門プロジェクト」の形で特定の人物に指示を行うことはないと説明した。
なお、張前副主委の不起訴が決定したことで、王郁琦・陸委会主任委員が辞意を表明したが、馬政権では昨年の統一地方選の惨敗以降、葉匡時交通部長、管中閔・国家発展委員会(国発会)主任委員、金溥聡・国家安全会議(国安会)秘書長の3人(肩書きは辞任当時)が相次いで辞任している。王陸委会主委もこれに加わる公算が高く、沈む船から早く逃げたいという心理が働いていると観測されている。
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