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台湾人寿、中新金合併目指し再交渉へ


ニュース 金融 作成日:2015年2月11日_記事番号:T00055428

台湾人寿、中新金合併目指し再交渉へ

 生保大手、台湾人寿保険の大株主、龍邦国際興業(ロンボン・インターナショナル)は10日、董事会を開き、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)など金融機関との合併を目指し、再交渉を進めることを決議した。11日付蘋果日報が伝えた。

 台湾人寿は2013年10月、中信金との合併合意をいったん発表したが、14年4月に台湾人寿の董事会で龍邦国際が合併に反対し、同年6月の株主総会で合併中止が決議され、双方の合併は白紙化されていた。龍邦国際は今回、反対姿勢を改め、合併計画の再始動にかじを切った格好だ。

 龍邦国際は「金融業界の競争が激化し、金融持ち株会社化やグループ化が進む中、保険会社単独での経営モデルは厳しさを増している」と合併推進の理由を説明した。

 台湾人寿の許舒博董事長は、春節(旧正月)明けにも董事会で合併計画が議論されるとの見通しを示した。中信金は「コメントは差し控える」とした。