ニュース 食品 作成日:2015年2月11日_記事番号:T00055438
一連の食用油事件で起訴された頂新国際集団の頂新製油実業(彰化県永靖郷)前董事長、魏応充被告の保釈をめぐる判断が二転三転している。
11日付蘋果日報によると、台湾高等法院台中分院による保釈決定取り消しを受け、審理を差し戻された彰化地方法院は10日、11時間にわたる審理の末、「被告らの犯罪は重罪には当たらない」として、再び保釈を認める決定を下した。
検察側は既に裁判所の保釈決定に2回の抗告を行っており、彰化地方法院検察署は12日、3度目の抗告を行うかどうか決定する。
魏被告は保釈決定を受け、退廷時に「判事、ありがとうございます」と語った。
検察側は「被告側は証拠隠滅行為はないと主張しているが、事件発覚後、頂新の従業員はシュレッダーで会計資料を破棄した。(被告側は)魏被告が逃亡しないという具体的根拠を示せていない」と主張した。
保釈金、史上最高の6億元に
味全食品工業の銅葉緑素(銅クロロフィル)添加事件に関し、台北地方法院は11日公判を開き、魏被告は台湾・海外に巨額の資金がある上、シンガポールの居住権を持っており逃亡の恐れがあるとして、保釈金3億台湾元(約11億4,000万円)、保釈保証書10億元の追加を決定した。これにより、一連の食用油事件の保釈金は6億1,000万元と史上最高になった。
魏被告は現在も犯行を否認している(11日=中央社)
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