ニュース 電子 作成日:2015年2月11日_記事番号:T00055447
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した1月の連結売上高は、前月比25.3%増、前年同月比69.4%増の871億2,000万台湾元(約3,300億円)で、過去最高となった。11日付工商時報が報じた。
大幅増収は、▽一部の顧客が入荷を12月から1月に延期した▽中国顧客が1月に前倒し入荷を行った▽台湾元安▽20ナノメートル製造プロセスの新規生産ラインが相次いで稼働した──などの要因によるものだ。
第1四半期の見通しについて証券会社は、28ナノプロセスおよび20ナノプロセス製品の生産ラインがフル稼働状態で、8インチウエハー工場の稼働率がほぼ100%に達していることから、同社予測値である前期並み2,210億~2,240億元の範囲で、高い水準に達すると分析している。
今年第2四半期以降の見通しについては、第2四半期が前期比2~3%、第3四半期は同1桁台の成長にとどまるものの、16ナノプロセス製品の売上高への影響が顕著となる第4四半期は、大幅な成長が期待できるとしている。
なお、同社は昨年の好業績を受けて、10日の董事会で従業員に対し総額352億9,200万元のボーナスを支給することを決定した。従業員1人当たりの平均支給額は82万元で、昨年の64万8,000元を26.5%上回った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722