ニュース 運輸 作成日:2015年2月12日_記事番号:T00055457
復興航空(トランスアジア航空)旅客機墜落事故の原因として人為的要因が排除できないとする交通部民用航空局(民航局)の要求を受け、同社で事故機と同じATR社製の機体を操縦するパイロットに対する口頭試験が行われ、49人中、20%に当たる10人が「不合格」となっていたことが明らかとなった。うち3人は機長、7人は副操縦士で、平均飛行時間は7,000時間に上り、全て一定のキャリアを持つパイロットだ。専門家は、同社のパイロット訓練および制度は重大な問題を抱えていると批判している。12日付蘋果日報が報じた。
毛治国行政院長(前左)は11日、捜索活動を続けるダイバーらに感謝の意を示し、残る行方不明者1人が見つかるまで作業に当たるよう指示した(11日=中央社)
復興航空が抱えるATR機のパイロットは計68人で、今回は訓練期間、再訓練中および休暇中の19人を除く全員に口頭試験を実施した。
林志明民航局長によると、不合格となった10人は操作項目の把握が不十分だった他、緊急事態発生時の対処法にも問題がみられたという。今後、同10人は復興航空の改善計画に基づく強化訓練を受けた後、再試験を受けることになる。また今回、試験を受けていない19人について操縦業務に就く前に試験に合格することを必須とする。
なお、これを受けパイロットが不足するため、同社の春節(旧正月)期間の運航は4割減り、旅客1,200人に影響が出る見通しだ。
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