ニュース 石油・化学 作成日:2015年2月12日_記事番号:T00055464
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の李志村董事長は、米ルイジアナ州で、サプライヤーのウィリアムズと合弁で、エタン分解プラント(OL−4)を建設すると明かした。年産能力はエチレン120万トン、投資額は15億米ドル。12日付工商時報が報じた。
OL−4が完成すれば、台プラグループは米国でのエチレン年産能力が300万トンを超え、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)を上回る規模となる。
台塑が22.59%出資する台塑USAは、テキサス州で2018年第1四半期にエチレン年産能力120万トンのエタン分解プラント(OL−3)を稼働予定だ。投資額は13億米ドル。同社はこれに合わせ、高密度ポリエチレン(HDPE)の新工場も建設する。17年第4四半期の稼働予定で、投資額は5億4,000万米ドル。
李董事長は、米国はエチレンのコストが比較的低いので、台プラグループの米国需要を上回るエチレンはアジアなど他の地域に販売することも可能だと指摘した。
李董事長、今年退任
李董事長は、今年の株主総会終了をもって董事長の座を退き、顧問になると初めて明かした。退任は家庭の事情で、後継者育成が順調に進んでいるため決断した。
新董事長は林健男総経理が就任する予定で、総経理は林振栄・執行副総経理の呼び声が高い。
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