ニュース 石油・化学 作成日:2015年2月12日_記事番号:T00055468
台湾中油(CPC)とKHネオケム(本社・東京都中央区、浅井恵一社長)は11日、6月に高雄市で合弁会社を設立し、臨海工業区にイソノニルアルコール(INA)などの工場を建設すると発表した。2019年に営業運転を開始する予定だ。
CPCの陳緑蔚総経理(中)とKHネオケムの浅井社長(左)。CPCは、高付加価値化推進は「量の追求は海外で、質の追求は台湾で」という政策に合致すると指摘した(11日=中央社)
合弁会社名は曄揚(台湾ジャパン・オキソ・ケミカル・インダストリーズ)。投資額は137億台湾元(約520億円)。出資比率は、▽CPC、47%▽KHネオケム、47%▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク、MICB)、6%──。工場の年産能力は▽INA、18万トン▽ブテンターポリマー(BT)、2万1,000トン──の予定だ。
CPCは、INAは可塑剤ジイソノニルフタレート(DINP)の原料で、自動車、電線、ケーブル、導電材料などに使われ、年々需要が増える見込みだと説明した。
またCPCは、曄揚は150人以上を雇用し、年間2億元以上の税収に貢献すると予測。日系企業の石化投資として過去最大規模だと指摘した。
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