ニュース 政治 作成日:2015年2月13日_記事番号:T00055479
中央選挙委員会(中選会)は12日、来年予定される総統選挙と立法委員選挙を同日選で行うことを決めた。現任立法委員の任期が来年1月31日までで、その10日前までに選挙を行う必要があるため、中選会関係者は1月16日の土曜日になる可能性が最も高いと指摘した。13日付蘋果日報が報じた。
樹党、人民民主陣線などの小政党は、同日選では小政党の存在が埋没してしまうとして中選会前で抗議活動を行った(12日=中央社)
同日選とする理由について劉義周中選会主任委員は、選挙にかかるコストを減らせること、および投票率の向上が見込めることを挙げた。総統選と立法委員選を初めて同日選で行った2012年は、別々に実施した08年よりも経費が5億台湾元(約19億円)減少し、立法委員選の投票率が約16%上昇した。
同日選の決定について野党民進党の蔡其昌立法院党団(議員団)幹事長は支持を表明。一方与党国民党は、ほとんどの立法委員が反対しているものの、それでも決定は尊重するとの立場だという。
総統・立法委員の同日選の場合、総統は1月の当選から5月の就任まで時間が空き過ぎ、政権交代の場合は政治の停滞を生むとの批判がある。これについて民進党は、引き継ぎを円滑に進めるための条例制定に取り組む考えを示している。
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