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復興航空の春節減便、3社が増便で支援


ニュース 運輸 作成日:2015年2月13日_記事番号:T00055482

復興航空の春節減便、3社が増便で支援

 交通部民用航空局(民航局)が要求した復興航空(トランスアジア航空)パイロットへの口頭試験で10人が不合格となったことを受け、同社は春節(旧正月)休暇ピーク期間(2月17〜23日)に減便を余儀なくされるため台湾域内線の旅客8,400人に影響が出る見通しだ。このため、華信航空(マンダリン・エアラインズ)、立栄航空(ユニー航空)、遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)が、民航局の要請の下、増便で支援に回る。13日付工商時報などが報じた。


9日にわたる捜索活動が終了し、隊員たちは現場から引き揚げた(12日=中央社)

 復興航空では、今月4日に起きた旅客機墜落事故の原因として人為的要因が排除できないとする民航局の要求を受け、事故機と同じATR社製の機体を操縦するパイロットに対する口頭試験が行われていた。

 民航局によると、復興航空の域内線は1日約41〜42便だが、パイロット不足でうち約5割、旅客1,200人に影響が出る見通しだ。このうち1,000人以上は離島航路という。

 民航局の要請を受け、華信航空は春節期間に金門、馬公(澎湖県)行きで9便を増便する。立栄航空は1日10便、遠東航空は1便を増便する。復興航空自身もエアバスA320、A321で1日4便を増便する。

最後の不明者発見、死者43人に

 一方、復興機墜落事故で最後の行方不明者となっていた乗客の遺体が12日午後、事故現場の川下3キロメートル地点で発見された。身元は中国籍の陳仁泰さん(64)と確認された。乗客乗員計58人のうち、死者は43人、負傷者は15人となった。