ニュース 電子 作成日:2015年2月13日_記事番号:T00055497
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は近年の旺盛な受注に伴い、アップルが採用している独ダイアログ・セミコンダクターの電源管理ICやシーラス・ロジックのオーディオ信号処理ICの生産を、傘下で同業の世界先進積体電路(VIS)に振り向けており、これによりVISはアップルの周辺チップの主要サプライヤーに躍進している。13日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、TSMCは8インチウエハー工場については柔軟な生産調整を行っている他、顧客のサプライヤー分散供給に応じて頻繁にVISへ受注を振り向けており、緊密な協力体制を築いているという。これによりアップルの周辺IC受注の競合への流出を阻止したい考えだ。
なおVISでは現在、受注の3割をTSMCからの振り替え分が占めている。また、昨年南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)から買収した8インチ工場で粗利益率の高い電源管理ICを大量に受注しており、同社の利益成長に大きく貢献すると見込まれている。
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