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武陵で集団ノロ感染疑い、ホテルが発症を隠匿か


ニュース 社会 作成日:2015年2月24日_記事番号:T00055500

武陵で集団ノロ感染疑い、ホテルが発症を隠匿か

 台中市和平区の山間部にあるリゾートホテル「武陵富野渡暇村」で15〜23日にかけて従業員、宿泊客60人以上が下痢や嘔吐(おうと)などノロウイルスへの感染が疑われる症状により入院する事態となっており、同市衛生局が検査を行うと同時にホテルに飲食物の提供を中止するよう要求した。なお、同ホテルではノロウイルスへの集団感染が疑われるにもかかわらず、その事実を隠匿し、感染拡大の要因となったとの疑惑が出ている。24日付蘋果日報などが報じた。


武陵富野渡暇村の位置する武陵農場では桜が見頃を迎えており、春節(旧正月)休暇も重なり多くの人出だった(13日=中央社)

 ホテル側の説明によると、今月14日に施設外での業務に従事する従業員、20日にスイーツ担当の調理師に下痢、嘔吐の症状が見られ、さらに15日から21日にかけて60人以上の宿泊客に同様の症状が出た。

 このためホテル側は23日から2日間、施設を閉鎖して消毒を行うと発表した。このため、宿泊客300〜400人が既に下山した。

 同市衛生局の統計(13〜23日)によると近くの武陵医療ステーション、梨山衛生所で同症状による診察患者は217人。衛生局はノロウイルスへの感染の有無は1週間以内に確定するとしている。またホテル側が感染の疑いを隠したとみられることについて関係者には罰金とともに法的処分が科せられる可能性もあると語った。