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中国人観光客、海運での第三国出国が限定開放


ニュース 運輸 作成日:2015年2月24日_記事番号:T00055508

中国人観光客、海運での第三国出国が限定開放

 フェリーで香港から台湾を訪れた中国人観光客が、同じフェリーに搭乗して日本または韓国を訪れた後、中国に帰国することが3月1日より認められることとなった。中国は従来、主権問題との絡みで自国民に対し台湾経由での第三国への出国を認めてこなかったが、海運で限定的な形で初めて実現することになる。17日付中国時報が報じた。

 これは中国国家旅遊局が16日発表した公告に基づくもので、同措置を利用できる中国人観光客は、中国国内の旅行社のツアーに参加して、香港から台湾を経て日本・韓国を巡るケースに限定される。

 台湾の海運業界関係者は、2009年に中国アムウェイが実施した台湾への報奨旅行で、6億2,000万台湾元(約23億3,000万円)もの商機がもたらされたことを例に挙げて、今後こうした「トランジット」が常態化すれば、観光フェリーを利用して台湾を訪れる中国人によってもたらされる商機は年間10億元以上に達すると期待感を示した。