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台プラの漳州ステンレス投資、政策審査を通過


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年2月18日_記事番号:T00005551

台プラの漳州ステンレス投資、政策審査を通過

 
 経済部は15日、重大投資案を政策面から検討する部会間審議会を開き、台塑集団(台湾プラスチックグループ)が中国福建省漳州市に計画している1億米ドル規模のステンレス工場に対し認可を決めた。経済部投資審議委員会(投審会)は今週の委員会ですべての審査過程を終え、正式に認可を発給する。18日付経済日報が報じた。
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 審議会は陳瑞隆経済部長の司会の下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の李志村董事長と台朔重工の呉国雄総経理らが参加して昼食会の形式で行われた。

 台湾塑膠と台朔重工は、5,000万米ドルずつ福欣特殊鋼に出資し、ステンレス工場を建設する計画だが、台塑代表は会議の中で「漳州ステンレス工場は中国内需向けで、台湾には販売せず、域内市場に影響を与えることはない」と強調した。また、同工場設立に際し、生産設備は台湾からの輸出に頼るとし、かつ同グループは100人以上のエンジニアを台湾で募り、台湾人の就業機会を増やせるとしている。

 これに対し、陳経済部長は「この投資計画は経済、雇用の両面でプラス効果ばかりだ」と期待を語った。