ニュース 電子 作成日:2015年2月24日_記事番号:T00055522
パソコン大手、華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長は13日、モバイル端末事業の今年の出荷目標として前年比50.8%増の2,700万台を掲げた。内訳はスマートフォンが100%増の1,700万台、タブレット端末が6.4%増の1,000万台。今年の売上構成比は30%前後、来年は40%と予測、2017年には50%に上昇し、モバイル端末が同社の主力になる見通しだ。14日付工商時報などが報じた。
沈執行長は、スマホ出荷はマレーシア、ベトナム、タイ、インドだけで800万台を占めると見込む。低価格スマホ「ZenFone」の2代目機種「ZenFone2」発売が台湾の3月9日を皮切りに、中国、香港、シンガポール、フランス、4月は東南アジア、インド、米国、イタリアと相次ぐ予定だ。第2四半期にはクアルコムのプロセッサー搭載の低価格機種も投入する。売れ行きはインテル搭載機種が20%、クアルコム搭載機種が80%と予測している。
一方、タブレットは「ZenPad」シリーズから7、8、10インチ製品を発売する予定だ。
日本PC出荷、35%増
今年のノートPC、デスクトップPCの出荷目標は前年比15.6%増の2,600万台。デスクトップは、中国、米国のビジネス市場に注力し、59.1%増の350万台を狙う。
市場調査会社、IDCの統計によると、ASUSは昨年の日本PC出荷台数が42万台で、前年比35.8%増と上位10ブランドで最高の伸びだった。市場シェアは2.7%と0.7ポイント拡大、7位に2ランク上昇し、パナソニックを抜いた。
施崇棠董事長。ASUSは13日、日本でキーボード脱着式ノートPC「トランスブックチー」シリーズなど22製品の春モデルを発表した(ASUSリリースより)
なお、同社の昨年ブランド売上高は前年比3.5%増の4,362億6,400万台湾元(約1兆6,400億円)、純利益は9.2%減の194億7,000万元だった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722