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航空貨物にヘビ、飼い主が宅配輸送試みる


ニュース 社会 作成日:2015年2月25日_記事番号:T00055525

航空貨物にヘビ、飼い主が宅配輸送試みる

 台北松山空港の貨物便ターミナルで24日、貨物のX線検査を実施していた航空警察官が提出書類に「ワレモノ・贈り物」と記された箱の中身に違和感を感じて確認したところ、中から体長1メートル、体重2キログラムの生きたボールニシキヘビが発見された。


発見されたヘビ。飼い主の学生は「うるさくない、臭わない、かまない」ことからペットとして飼い始めたと語った(24日=中央社)

 航空警察局台北分局によると、ヘビの入った荷物は同日午前7時10分発・馬公空港(澎湖県)行きの立栄航空(ユニー航空)貨物便で運ばれる予定だった。

 航空警察局はヘビが発見された後、書類に記載された飼い主に連絡を取ったところ、飼い主は澎湖の大学に通う学生だということが判明。学生はこのヘビを「小龍」と名付け、ペットとして6年間飼育しているが、まだ澎湖には連れて来たことがなく、大学生活最後の1年を迎え、友人に依頼して小龍を航空便で送ってもらうことを思い付いたという。

 同学生によると、彼は昨年、小龍を同伴して台湾1周旅行に出掛けており、その間ケースに小龍を入れて台湾高速鉄路(高鉄)、台湾鉄路(台鉄)、都市交通システム(MRT)、バスを利用したが、まったく問題にならなかったそうだ。

 しかし航空会社の規定では、▽ネズミ▽トカゲ▽コオロギ▽ヘビ▽カメレオン▽サル▽オウム▽タカ──といった生きたペット類は輸送が禁じられており、今回、小龍は生まれて初めての飛行機に乗ることがかなわず、送り返されることとなった。

 また実際には高鉄と台鉄でもヘビを載せることは禁止されているのだが、ケースなどに入れていた場合、発見が難しいため、持ち運べてしまうこともあるようだ。

 一方、台北MRTでは鳥類の持ち込みは禁じられているが、その他のペットは大きさの規定を満たした上でケースなどに入れれば一緒に乗車できる。高速バスには特に規定がないそうだ。

 ペット同伴で旅行に出掛ける際はご注意を。