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台中名産の「一心豆干」が閉店、防腐剤問題が背景か


ニュース 社会 作成日:2015年2月25日_記事番号:T00055527

台中名産の「一心豆干」が閉店、防腐剤問題が背景か

 伝統食品の豆乾(圧縮、脱水した豆腐)の老舗「一心豆干」(台中市)が春節(旧正月、今年は2月19日)前に閉店していたことが分かった。25日付自由時報が伝えた。


一心豆干の従業員は、1~2年以内に店を再開することは困難と話した(24日=中央社)

 同店は昨年12月、台中市政府衛生局による検査で、防腐剤の安息香酸が基準値の3~6倍含まれていたとして、食品安全衛生管理法違反で7万台湾元(約26万円)の罰金処分を受けていた。同店はこれまでに罰金納付を済ませていない。

 豆乾は無添加の場合、2~3日で傷み始めるため、安息香酸が保存料として使用されていた。同店は防腐剤騒動に加え、後継者がいないことなどから閉店を決めたもようだ。

 台中市政府労工局によると、一心豆干の従業員15人のうち6人は解雇され、残りは継続雇用されているという。一心豆干は豆乾だけでなく、干し肉、肉そぼろなども扱っており、会社は清算されていない。